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Sell in May(セルインメイ)の理由|5月アノマリー検証

Sell in May(セルインメイ)の理由|5月アノマリー検証

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Sell in May(セルインメイ)|その理由

Sell in May(セルインメイ)とは「5月以降の相場は株価が軟調になる」というアノマリーです。

 

もともとはウォール街の格言として知られており、「Sell in May and go away」として海外では知られています。

 

具体的に、5月〜9月までの相場は株価が軟調になり、10月〜4月は株価が強くなりやすいというアノマリーです。

 

確かに、軟調になりやすいイメージはあります。歴史的にも、ニクソンショック(71年8月)、アジア通貨危機(97年7月)、ロシア通貨危機(98年8月)、リーマンショック(08年9月)など、悪い事件の発端はこの期間に発生しています。

 

アノマリーなので明確ではありませんが、一般的に知られている理由があります。

 

@ヘッジファンドの決算期が6月に集中しているため
決算の2か月前から解約などが増えるため、ヘッジファンドとしてもポジションを崩す必要が出てきます。

 

ポジション売りに加えて、市場に入っている資金量も減少するため、株価は軟調になりやすくなります。

 

A夏の休暇時期を挟んでいるため
日本では夏季休暇といっても1週間程度ですが、海外では1か月以上休むことは珍しくありません。

 

当然、バカンス期間の市場参加者は少なくなり、出来高が伸びず株価は上がりにくくなります。

 

BSell in Mayというアノマリーを意識するため
このSell in Mayのアノマリーは超有名なので、投資家はみんな意識しています。

 

また、夏場は軟調になりやすいというイメージも持っています。何かをきっかけに株価が下がると、投資家が悲観しやすい土壌ができていると言えます。

5月アノマリー検証

実際に、どのように株価が動いているのか検証してみましょう。

 

日経平均株価の3月から10月までの変化率をグラフ化しました。3月頭の株価を1として、その後どのように推移したか見ています。

 

Sell in May

 

このアノマリーは5月から9月までなので、9月末時点の株価でみると、2013年のみ上昇、14年15年16年は横ばい、11年12年は下落となっています。

 

グラフをご覧になって分かる通りで、全体的に軟調な相場であったことが見て取れます。

 

ちなみに、上昇した2013年も5月半ばまでで上昇しており、そこを起点にすると横ばいとなります。5月起点でみると、14年がかろうじて上げているぐらいという状況です。

 

綺麗な右肩上がりはありませんが、逆に物凄い暴落している年もなく、変動率は高くありません。

 

上記内容をまとめると

@5月以降の相場は軟調になりやすい
A全体的に変動幅は小さい

 

印象としては、典型的な流動性の低い相場です。やはり、休暇や決算で市場参加者が少なくなっていることが、このような相場変動になっている要因と言えます。

 

すぐに儲かることを期待せずにじっくり待てる人ならば、この時期に仕込んでおくのも戦略の一つと言えるかもしれません。

 

お疲れ様でした!
以上で、Sell in Mayについての説明を終わります。

 

様々なアノマリーを知りたい方はこちらをご覧下さい。

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