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ファンダメンタル指標とは何か?
当サイトを見て戴ければ、ファンダメンタルについてはある程度理解できるかと思いますが、ざっくりおさらいをしておきましょう。
ファンダメンタル指標とは「財務諸表や経営環境、競争優位性など企業の基本情報に基づいた指標のこと」です。
株価と関連付けて割安感を測る指標
・PER(株価収益率)
・PBR(株価純資産倍率)
企業そのものの実力を測る指標
・自己資本比率
・ROE(自己資本利益率)
また、画期的な医薬品を開発した、リリースしたゲームが爆発的ブームになった、などニュースも指標ではありませんが、ファンダメンタルな情報として位置付けられます。
このように話すと、ファンダメンタルを見ずに投資するなんて馬鹿じゃんとなるわけです。
以下で、なぜファンダメンタル指標が必要かという議論になるのかを説明していきます。
投資家は最適な判断をする
ファンダメンタル情報だけ見て、テクニカル指標を気にせずに投資している個人投資家は多いと思います。
ただ、株式市場の資金供給源の多くは機関投資家となります。
そして、当然プロの機関投資家はテクニカル、ファンダメンタルなど様々なことを意識しながら投資しています。
言い換えると、株式市場に流れている資金の多くはテクニカルやファンダメンタルなど多くの情報を織り込みながら投資されていることになります。
つまり、考え込まれた投資家たちの集積である株価をみていれば、ファンダメンタルをいちいち見なくても良いのではないのかという話を今回したいわけです。
株価が大きく動く前触れはあるのか
最近でもないですが、株価が大きく動いた出来事を思い出すと以下のようになります。
・2016年トランプ政権誕生による株価高騰
・2015年中国バブル崩壊懸念による株価下落
・2013年安倍政権誕生による株価高騰
細かく言えばたくさんありますが、皆さんが納得できる材料を並べてみました。
大局を見るためにはファンダメンタルは絶対に必要です。
ただ、一方でテクニカルもまたアラートを出していました。例えば、2015年の株価暴騰で株価の割高感は顕著なものになっていました。
テクニカル的に言えば、いつ暴落してもおかしくない状況です。結果的に、中国の懸念やその他ネガティブな材料が引き金となり株価は暴落しました。
結局全部必要なのか
ファンダメンタルとテクニカルはどっちも必要ですという結論では誰も納得できないと思います。
実は、ファンダメンタルというのは個別企業には当てはまりません。むしろ判断を鈍らせます。
そうじゃないと、PER100倍の会社には投資できませんし、無配当の会社にも投資できません。
株価は将来まで織り込んで値を付けます。果たして個人投資家がどこまで未来を予測できるでしょうか。
ソフトバンクやユニクロがここまで大きな会社になると誰が予想できたでしょうか。
財務諸表やファンダメンタル指標に詳しい人でも、実際に企業の経営者にヒアリングできるわけではないし、機関投資家の情報量にはかなわないです。
つまり、機関投資家が集めた情報で判断した結果の集積である株価を参考に未来を予測する必要があります。
これが、真のテクニカル分析なのだと考えます。
もちろん、一概にこうだと言えるものではありませんが、テクニカル分析は胡散臭いものではなく、このような捉え方をすると個人投資家も俄然勉強したくなると思います。
ファンダメンタルも重要ですが、個人投資家はテクニカル分析を極めた方が良いです。
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