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ローソク足の上ヒゲ、下ヒゲ、トンカチ、カラカサと株価パターンの関係

ローソク足の上ヒゲ、下ヒゲ、トンカチ、カラカサと株価パターンの関係

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ローソク足の上ヒゲ、下ヒゲの意味

ローソク足の基本を説明しているので、以下も読んでみてください。

 

株価というのは上がると思う人が多ければ、値動きもそのように動きます。それは多数決の世界。

 

つまり、ローソク足にはそうした市場心理が織り込まれているので、株価推移の先行きも見えてくるのです。
ローソク足の構成を説明しています。上ヒゲ、胴体、下ヒゲで構成されます。
胴体は市場環境を正当に評価した結果であり、ヒゲは市場の動揺によって生まれる誤差であると考えます。

 

例えば、日銀が大規模な金融政策を発表したとしましょう。

 

そのニュースに対して、市場は大きく期待して株価は跳ね上がります。

 

でも、終値では高値から少し戻しました。

 

これは「ニュースが出た瞬間は、過度な期待が先行して株価が上がったが、冷静に考えてみると株価は上がりすぎなので、市場が考える正当の水準まで下げた」と解釈できます。

 

この高値と終値の差は、上ヒゲとなります。

 

実際に、ローソク足は下図。
長い上ヒゲの陽線の概略図
このローソク足形状はトンカチとも呼ばれており、材料出尽くしでトレンド転換すると言われている形です。

 

このように、ローソク足の形によって次の値動きを読むことができます。

 

今回の例では、過度な期待が上ヒゲとして表れているわけです。

 

同様に、ネガティブなニュースであれば、ローソク足は下ヒゲを付ける形状となるわけです。

 

代表的なローソク足のパターンとしては以下6つ。

ローソク足形状の種類

@大陽線(ヒゲのない陽線)
A大陰線(ヒゲのない陰線)
B陽線のトンカチ(長い上ヒゲの陽線)
C陰線のトンカチ(長い上ヒゲのある陰線)
D陽線のカラカサ(長い下ヒゲがある陽線)
E陰線のカラカサ(長い下ヒゲがある陰線)

ローソク足のパターン@(大陽線)

まずは「大陽線(ヒゲのない陽線)」について説明していきます。

 

下図をご覧ください。
ヒゲのない陽線の概略図 
このローソク足が大陽線と呼ばれ、上昇局面で出現したときは、かなり強い地合だと言えます。

 

始まりから上昇を続けて、高値から戻すことなく上昇し続けています。

 

ポジティブな情報に対して、市場はまだ織り込み切れていない可能性があるので、翌日も上げそうだと判断できます。

 

このローソク足は強力な買いなので、要チェックです。

ローソク足のパターンA(大陰線)

次は「大陰線(ヒゲのない陰線)」について説明していきます。

 

@の陰線バージョンですが、下図をご覧ください。
大陰線
このローソク足が下落局面で出てくると強烈な下げトレンドと言えます。

 

始まりから下落を続けて、安値から戻ることなく下落し続けたことを意味します。

 

つまり、売り一色という状況で、この状況が1日や2日で解消されることも少ないので、触らない方が良い状況です。

ローソク足のパターンB(陽線のトンカチ)

次に「陽線のトンカチ(長い上ヒゲの陽線)」について説明していきます。

 

下図をご覧ください。
長い上ヒゲの陽線の概略図 
これが上昇局面で出現すると、いったん上げ相場は終了だと考えた方が良いです。

 

日中の取引で付けた高値から大きく戻されており、市場にあった加熱感が急速に冷めてきています。

 

上ヒゲが長いほど警戒感を強めた方が良いです。

 

これは、トンカチと呼ばれるローソク足のパターンで、この形が出るとトレンド転換のシグナルと言われています。

 

目安として、ヒゲが胴体よりも長くなっている状態かどうかで判断すると良いです。

 

ただし、トンカチ形状が出ていても、一時的な反発で上昇継続の可能性も十分に考えられるので、他の指標と組み合わせて見極めることが大切です。

ローソク足のパターンC(陰線のトンカチ)

最後は「陰線のトンカチ(上ヒゲのある陰線)」です。

 

今度はBでみた陽線トンカチの陰線バージョンです。

 

実際のローソク足は下図。
上ヒゲのある陰線の概略図 
このローソク足が出現すると、下げ相場は継続すると考えられます。

 

日中の取引で反発を試しているものの、結果的には下落しており地合はかなり悪いと言えます。

 

胴体部分が長く、ヒゲが短いほど、危険です。

 

警戒しておいた方がローソク足形状です。

ローソク足のパターンD(陽線カラカサ)

次のローソク足パターンは「陽線のカラカサ(長い下ヒゲがある陽線)」は

 

下図をご覧ください。
長い下ヒゲがある陽線の概略図 
これが下落局面で出現すると、反発の可能性が考えられます。

 

日中の取引でつけた安値から大きく反発して終わっており、いったん下げ相場が終了した可能性があります。

 

このローソク足パターンをカラカサ(陽線)と呼びます。

 

下げ相場からのトレンド転換のシグナルになります。

ローソク足のパターンE(陰線のカラカサ)

続いて、「陰線のカラカサ(長い下ヒゲがある陰線)」です。

 

先ほどの陽線カラカサの陰線バージョンです。

 

実際のローソク足は下図。
長い下ヒゲがある陰線の概略図 
日中の取引でつけた安値から大きく反発している状況はBと同じであり、反発圧力が強まっていると判断できます。

 

このローソク足のパターンもカラカサと呼びます。

 

陽線か陰線かは、カラカサの条件には関係なく、長い下ヒゲがあるかどうかが判断ポイント。

 

ただ、陽線のカラカサ(パターンD)よりも弱いシグナルとなるので、陽線のカラカサの方が強い反発を期待できます。

 

以上、6つのローソク足は良く出てくる基本のローソク足なので、覚えておいてください。

 

また、ローソク足の読み方などをさらに勉強したい方は酒田罫線法を勉強することをおすすめします。

 

お疲れさまでした!
以上で、ローソク足の説明を終わります。

 

もっとテクニカル分析を知りたい方はこちらをご覧下さい。

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