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テロ事件による株価影響
テロ事件が起きるとテレビ等のメディアで大きく報道されます。
当然、テロ事件が株価に与える影響も大きいはずです。そこで、テロ事件と株価の関係を検証していきます。
果たして、株価に影響を与える要素としては規模の大きさと被害国の経済規模に比例するのでしょうか。
まずは、先進国で起きた大規模テロをピックアップしていきます。
テロ事件 |
時期 |
---|---|
パリ同時多発テロ事件 |
2015/11/13 |
マドリード列車爆破テロ事件 |
2004/3/11 |
アメリカ同時多発テロ事件 |
2001/9/11 |
地下鉄サリン事件 |
1995/3/20 |
記憶に新しいパリで起きたテロから、記憶に残っているであろう歴史的なテロ事件をまとめました。
マドリードでのテロは、この時期前後でヨーロッパ、東南アジアでテロが頻発していたため、代表例として取り上げます。
パリ同時多発テロ事件
まずは、パリ同時多発テロ事件による株価への影響を検証します。
記憶に新しいテロ事件であり、先進国もテロの標的であることを世界中に意識させた事件です。
日経平均、NYダウ、CAC40を指標として、2015年11月の株価を1とした変化率をグラフ化しています。
テロ事件の後に世界的に株価が下がっています。3か月程度下げトレンドとなっています。これだけで、テロの影響とは言えませんが、少なからず影響がありそうです。
マドリード列車爆破テロ事件
次にマドリード列車爆破テロ事件による株価への影響です。
少し前のことなので、知らない方も多いと思いますが、スペイン史上最悪のテロ事件と言われているほど、被害を出した事件です。
2、IBEX35を指標として、2004年3月の株価を1とした変化率をグラフ化しています。
このテロ事件は、株価へほとんど影響ないことが読み取れます。
アメリカ同時多発テロ事件
次はアメリカ同時多発テロ事件による株価への影響です。
これは言うまでもなく、世界中に影響を与えた大事件です。ブッシュ政権が戦争へ突入していく原因となった事件でもあります。
日経平均、NYダウを指標として、2001年8月の株価を1として変化率をグラフ化しています。
やはり、テロ直後はダウ平均は急落、日経平均もつられて下落となっていますが、その後すぐに回復しているので市場が一瞬混乱しただけと言えます。
地下鉄サリン事件
最後は日本で起きた最悪のテロである地下鉄サリン事件です。
日経平均、NYダウを指標として、2001年2月の株価を1として変化率をグラフ化しています。
テロ事件は株価に影響ありませんでした。
都内で起こった事件だけに、日経平均には何かしら影響があるのかと思いましたが全く影響なしという結果です。
テロ事件の株価への影響
全体を通した結論は以下となります。
テロ事件による株価への影響はない。
アメリカ同時多発テロ事件クラスの超大規模テロですら、株価には一時的な影響しかありませんでした。
テロ事件による狼狽売りは、逆に絶好の買い場になるということを念頭において落ち着いてトレードすれば、儲けられるチャンス大です。
ただし、それまでが下げトレンドでないことが最低条件です。パリのテロ事件のように下げトレンドを加速させる結果になるケースもあります。
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