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戦争による株価影響
戦争は良くも悪くも歴史を塗り替えてきました。
戦争が始まったら経済的な出費も大きくその後の世界景気に大きな影響を与えます。
当然、戦争が経済に与える影響が大きいことは間違いなく、それが株価にどのように反映されているのか検証していきます。
まずは、今回検証する事例を整理していきます。
事例 |
開始時期 |
---|---|
北朝鮮核問題 |
2017年頃 |
イラク戦争 |
2003年3月20日 |
アフガン紛争 |
2001年10月7日 |
湾岸戦争 |
1991年1月17日 |
北朝鮮の問題は、戦争にはつながっていませんが、世界を巻き込んだ緊張状態となりました。
日本や韓国、アメリカ、中国などは実際に軍を動かし、それなりの金額が動いていた出来事だったので、今回の検証にいれています。
北朝鮮核問題
まずは北朝鮮核問題の時から検証していきます。
実際にミサイルが発射されたり、北朝鮮とアメリカの罵り合い等、我々の記憶にも新しい出来事です。
NYダウ、日経平均、上海総合を指標として、2015年8月の株価を1とした変化率をグラフ化しています。
結果から見ると、北朝鮮の威嚇行動の後、株価上昇しています。
この時は、緊張は高まったものの、結果的に何も起きず安心買いが入ったということが言えるかもしれません。
イラク戦争
次にイラク戦争の影響を検証します。
北朝鮮の事例と比べて、これは実際に起きている戦争なので、より信憑性のあるデータとなります。
NYダウ、日経平均、FTSE100を指標として、2002年8月の株価を1とした変化率をグラフ化しています。
イラク戦争開始と同時にダウ平均とFTSEは上昇トレンドに変わっていることが分かります。
イラク戦争の場合、石油利権が絡んでいた戦争であり、アメリカにとって利益のある戦争だと市場が判断した結果です。
アフガン紛争
次にアフガン紛争を検証します。
これはアメリカの同時多発テロの報復戦争です。
NYダウ、日経平均、FTSE100を指標として、2001年2月の株価を1とした変化率をグラフ化しています。
ITバブルが崩壊して不況時期ではあるものの、戦争直後は株価が上昇しています。
やはり、戦争では株価が上がる傾向があるようです。
湾岸戦争
最後は湾岸戦争です。
アラブで起きた戦争ですが、石油がらみで世界を巻き込みました。
NYダウ、日経平均を指標として、1990月1月の株価を1とした変化率をグラフ化しています。
戦争の発端となったクウェート侵攻の際は株価暴落に繋がっていますが湾岸戦争開始後は株価が上がっています。
それ以前から値下がりしているので、暴落の原因は明確ではありませんが、戦争で株価が上がるという傾向は支持されています。
まとめ
ここまで、全事例で同じ傾向となることも珍しいですが、戦争は株価を上げる要因であると言えます。
「有事の際は買い」とよく言われますが、まさにその通りの結果となりました。
気を付ける必要があるのは、戦争を引き起こすような事件では、世界が混乱して株価を下げる可能性があるということです。
懸念が払しょくされたり、戦争が始まったり、何かしら明確になることによって、株価上昇につながっています。
願う話ではありませんが、もし戦争が起きたら買い注文を入れてから避難した方が良さそうです。
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