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円高、円安と株価の関係

円高、円安と株価の関係

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円高と円安とは

円安とは「円の価値が下がること」
円高とは「円の価値が上がること」です。

 

日本に住んでいて、円しか使わない環境にいるとこの感覚は分かりにくいものです。

 

でも、ニュース番組で「東京外国為替市場の円相場は、1ドル120円です」みたいな言い回しを聞いたことあるかと思います。

 

これは、1ドルを円に交換すると120円必要だという意味です。
ちなみに、2015年の為替は1ドル120円ぐらいです。

 

一方で2013年アベノミクス前の円相場は、1ドル80円でした。
この当時、1ドルを円に交換すると80円必要ということです。

 

さて、2013年に1ドルを交換しようとすると80円だったのが、2015年には120円必要になってしまいました。

 

円がたくさん必要になっており、2013年より2015年の方が円の価値が下がっていることが分かると思います。

 

この状況を円安と呼ぶわけです。円高は逆の状況を言います。

 

つまり、外貨という物差しを使って円の価値を測った場合に、価値が上がった、下がったというのを表現しているのが円高、円安なのです。

為替変動は株価にどんな影響を与えるの?

為替変動のロジックは理解できたかと思います。

 

次に、為替と株価の関係について考えてみましょう。

 

アベノミクスで円安が進んだ結果、軒並み株高になっていますが円安=株高という考え方はあまり良いとは言えません。

 

どうして株高になるのか、しっかりと理解することが大切です。

 

まずは、企業には大きく分けて以下の3つのパターンがあることを確認しておきます。

 

ビジネスの商流別に企業を3パターンに分類しています。

 

@は外国から材料を買ってきて、国内で加工した後にまた外国へ販売するパターンで、鉄鋼や化学など素材メーカーが該当します。

 

Aは国内で材料調達から生産までを行い、外国へ販売するパターンで自動車などの製造業が該当します。

 

Bは外国から材料を買い、国内で販売するパターンで、食品やインフラ系の企業が該当します。

 

この国内を日本だとした場合に、円安になると通常最も儲かる会社はAです。

 

1kgが1ドルの製品だと、80円で売っていたものが120円で売れるようになります。
逆に、1kgが1ドルの材料だと、80円で買えていたものが、120円かかるようになります。

 

つまり、円安は海外への販売には効果がある一方で、海外から材料を買っている会社は円安でコストが増大すると言えます。

 

もし、円安になってBに該当する海外から材料を買って国内で商売をする会社の株価が上がったならば、円安ではなく別の要因があるのです。

 

例えば、2020年東京オリンピック決定で首都圏の地価が高騰したとか、原油や鉄鉱石などの価格が下落したなど、色々な要因が考えられます。

 

もちろん、回りまわって円安も関係していなくはないですが、少なくても直接的な要因では無いので、イコールだと考えて株に手を出すと痛い目をみる可能性が高いです。

 

為替変動は、必ずしも企業にとってプラスではないと言えます。
円安を教授できる企業なのかどうかはしっかりと見極める必要があります。

 

お疲れ様でした!
以上で、円高と円安の説明を終わります。

 

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