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株、FXのグランビルの法則とは|番号の見方
グランビルの法則とは「株価と移動平均線の位置関係によって、将来の株価動向の法則性をまとめたもの」です。
ウォール街の株式アナリストをしていたジョセフ・グランビルによって考案されました。
移動平均線をベースとした理論のため、単純移動平均線の説明も合わせてご覧下さい。
まずは、下図をご覧下さい。
グランビルの法則の見方と売買タイミングは、@〜Cが買いのタイミングで、D〜Gが売りのタイミングとなります。
それぞれ番号での状態を説明していきます。
ちなみに、例えば「グランビルの2番」とか表現するので、可能であれば番号も押さえておいてください。
買いのタイミング
1番 移動平均線が下降してきた後、横ばいになってきたところで株価が移動平均線を下から突き抜いた時
2番 移動平均線が上向いている状態で、株価が移動平均線を下回ったが、移動平均線が上向いている状態を維持している時
3番 移動平均線が上向いている状態で、株価が移動平均線を下回る手前で反発している時
4番 移動平均線が下降中であるが、移動平均線に対して株価が大きく乖離して下げている時
売りのタイミング
5番 移動平均線が上昇中であるが、移動平均線に対して株価が大きく乖離して上げている時
6番 移動平均線が上昇してきた後、横ばいになってきたところで株価が移動平均線を上から突き抜いた時
7番 移動平均線が下げている状態で、株価が移動平均線を上回ったが、移動平均線が下向いている状態を維持している時
8番 移動平均線が下げている状態で、株価が移動平均線を上回る手前で反落している時
グランビルの法則は2番を狙うのが最強の戦略
まずはグランビルの法則の概要を説明しました。
グランビルの法則には8パターンあるわけですが、トレードで儲けるという観点でいうと重要なポイントは2つ。
買いであれば2番、売りだと6番のタイミングが重要視されます。
特に株の場合は買いで入るのが主流なので、グランビルの法則2番が重要視されます。
FXであれば売り(ショート)で入ることも多いので、2番と同じくらい6番も重要視します。
見極めるポイントは以下。
・移動平均線が上向いていること
・株価が移動平均線を割る(もしくは近づく)のに、上向きが維持されていること
この2つが確認できれば、強いトレンドが期待できます。
6番の場合は、この逆になります。
グランビルの法則は短期線だと使えない?
巷では、グランビルの法則は使えないという意見もあります。
使えないと言われる理由は、単純に期間の設定を間違えているからだと考えられます。
どういうことかと言うと、グランビルの法則を使おうとすると、ベースとなる移動平均線の期間設定を調整していく必要があります。
この期間設定が重要です。
一般的には、25日線や75日線で使われることが多いです。
しかし、移動平均線は短ければ短期的な情報しか織り込んでいないので、目先の株価動向しか予想できません。
また短期だとだまし的な動きも多くなってしまい、グランビルの法則通りに株価が動かないという現象が多発するわけです。
なので、25日線や75日線などの短期移動平均線を用いると、グランビルの法則は上手く機能しにくいと言えます。
これがグランビルの法則が使えないと言われる理由です。
グランビルの法則は何日移動平均線が最強?
ただ、グランビルの法則は期間設定によっては最強に機能します。
具体的には、もっと長期で見ることで、だまし的な動きが出にくくなり、指標として使いやすくなります。
長期で見る場合の欠点は、上述したような買い売りシグナルの出現が短期でみる場合と比べて少し遅れて出てきます。
そこは、投資期間を長期にすればクリアできます。
ちなみに、もともとグランビルの法則は200日線を使って考案されたと言われています。
そういう意味でも、私は200日移動平均線で長期投資のために用いるのが最強の使い方だと考えます。
いずれにせよ、期間によって売買タイミングが変化する特徴を理解して使うことが重要です。
お疲れ様でした!
以上でグランビルの法則の説明を終わります。
もっとテクニカル分析を知りたい方はこちらをご覧下さい。
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