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雇用統計とは
雇用統計は「雇用情勢をまとめた指標のこと」です。
特に、投資の世界で雇用統計と言えば、アメリカの米雇用統計のことを指しますので、当ブログでも以下米雇用統計に特化して説明していきます。
同指標は米国労働省が毎月第1金曜日に発表します。
特に「非農業部門就業者数」と「失業率」の2項目が、これらの指標は景況感を掴むうえで非常に重宝されており、投資家の大きな注目を集めます。
FOMC等に代表されるアメリカの金融政策の決定に大きな影響を与えるため、この発表前後には相場が大きく変動することも珍しくありません。
最近の動向
では最近の動向を見てみましょう。
2008年リーマンショック頃を境に、失業率は一時10%越え、雇用者数においてはもはや目も当てられない状況となりました。
2つのデータを比べると、雇用者数の方が先に悪くなるのも良くなるのも先に傾向が出てきていることが分かります。
FRBでは、2014年頃まで、失業率6.5%を下回らない限り利上げはないと高らかに宣言していたことを考えると、2015年はすでに景気は回復していると解釈できます。
もちろん、アメリカの話ですが・・・
ただ、雇用というのはある意味景気そのものを映し出しています。
数字を見ればわかる通り、不景気だと数字は悪くなるし、景気が良くなれば数字が良くなるので非常にシンプルに景況感を掴むことができます。
株価への影響について
雇用統計の情報で景気の波が良く見えることは分かるかと思います。
では、この雇用統計がどのように株価に影響するのでしょうか。
雇用統計の発表前に、投資家は必ずアナリストの予想をチェックしています。
この予想値を織り込みながら株価は推移していきますが、この予想に対して乖離が大きければ大きいほど株価など金融市場の受ける影響は大きいと言えます。
さらに、雇用統計の難しいところは失業率は予想より良い数字で、雇用者数は予想より悪い数字といったチグハグな結果になることもしばしばあることです。
正直、こうなると結果が分かっていても、金融市場の動きは読めないです。それまでの流れに引きずられることもあれば、良いほうだけ織り込んで急騰することもあります。
雇用統計自体は、景気の動向を理解するために必須な情報ですが、この前後で勝負をするのはただのギャンブルと言わざるを得ないです。
お疲れ様でした。
以上で雇用統計の説明を終わります。
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