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節分天井、彼岸底とは
節分天井、彼岸底というアノマリーを見てみましょう。
これは、節分頃(2月上旬)に高値をつけてから下げて、お彼岸頃(3月中旬)で底をつけやすいといアノマリーです。
1月末〜2月上旬は、多くの国内企業で第三四半期決算が行われる時期です。
当然、その結果に左右される部分はありますが、比較的良い決算が出やすい時期なので、この2月上旬までは株価が安定します。
ただ、2月上旬の決算期以降は材料に乏しくなり、また機関投資家は3月決算に向けてポジション調整の売りが出始める時期になります。
つまり、2月上旬が高値になりやすいと言えます。
これが、節分天井です。
節分天井以降は、株価が下がりやすくなり、この流れは3月中旬まで続きます。
3月中旬になると、配当金狙いや4月以降の株高を期待した資金が回ってきます。
また、機関投資家も3月中旬頃にはポジション調整を終えていると言われているので、株価は持ち直してきます。
つまり、3月中旬が底値になりやすいと言えます。
これが、彼岸底です。
アノマリー検証
アノマリーは、そうなりやすいというだけの話なので、どれだけの確率でそうなるのか把握しておくことは大切です。
実際に、2009年〜2014年のデータを使って検証してみようと思います。
下図をご覧下さい。
2月最初の取引日終値を1として、3月末までの変化率の推移を表しています。
これをみると、節分天井、彼岸底になっているものは無く、2009年が一番近いと言えます。
それでも、株価上昇のタイミングが若干早いので、少し違うかなという気がしています。
逆に、3月中旬の株価が2月初旬の株価を上回っていることは、6回中4回ありました。
このアノマリーは、全く機能していないと言わざるを得ません。
つまり・・・
節分天井、彼岸底のアノマリーは、信憑性が低いため、この時期はファンダメンタル指標やテクニカル指標に従って取引を行えば良いです。
その通りにならないアノマリーなんて知っていても意味ないじゃんって思われるでしょう。
ただ、このアノマリーは非常に有名なので、時期になると株式系のニュースでは取り上げられることがあります。
知らないでそのニュースを見るのと、知っているのではその後の対応は大きく違うはずです。
お疲れ様でした!
以上で、節分天井、彼岸底の説明を終わります。
様々なアノマリーを知りたい方はこちらをご覧下さい。
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