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文具業界のアノマリー
文具メーカーの株価は春の新学期に向けて株価を上げやすいのか。
業界として、売上が伸びる時期であることは間違いないだけに、それがどこまで株価に反映されているのか検証していきます。
まずは、大手文具メーカー4社(パイロット、キングジム、三菱鉛筆、コクヨ)の株価とその4社平均と日経平均株価を年度ごとに比較していきます。
年初の株価を1として、その後の変動率を指数化しております。
2月頃から日経平均に対して高いパフォーマンスを見せますが、6月から失速して結果、あまり変わらないパフォーマンスとなりました。
コクヨの株価上昇で全体の平均を引き上げていますが、日経平均に対しては夏場少し高くなっただけで、ほぼ変わらないパフォーマンスでした。
この年もコクヨが2月頃から急上昇したことを受けて、3月中旬には日経平均を超える高いパフォーマンスをだしています。
その後、失速しますが、この年は日経平均に対して高いパフォーマンスを見せた年となりました。
年初から日経平均に合わせて右肩上がりとなっています。5月頃からは日経が伸び悩む中、値上がりを続けて大きなパフォーマンスを挙げた年となりました。
年初から高いパフォーマンスを見せ、後半はパイロットの上昇がさらに平均を引きあげ高いパフォーマンスを出しました。
季節アノマリーはあまり見つけられませんでした。また、銘柄によって振れ幅が大きく、業界内での相関性も見られませんでした。
さらに詳細をみていきましょう。
文具メーカーのパフォーマンス
各年度ごとに日経平均株価に対する業界のパフォーマンスをまとめてみます。
先ほど見て戴いたグラフの中から、業界平均から日経平均を引いた差を単純にまとめたグラフとなります。
プラスだと、文具業界の方がパフォーマンスが高いとみます。
@1月から8月ごろまでにかけて、日経平均よりパフォーマンスが高くなる傾向がある。(ただし、銘柄によって振れ幅が大きいので、銘柄選定は重要)
A8月以降は日経平均に対して、大きな乖離は見られない。むしろ、パフォーマンスはやや低くなる傾向。
文具メーカーにとって、4月の新年度は間違いなくビジネスチャンスですが、株価には大きな影響を与えないということが見えてきました。
強いアノマリーが無いので、文具メーカーで利益を狙うには銘柄選定が重要となります。
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