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小型株は相場の先行指標?ラッセル2000指数とマザーズ指数を極める

小型株は相場の先行指標?ラッセル2000指数とマザーズ指数を極める

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小型株は相場の先行指標

相場の先行きを知る方法を知りたいと考える方は多いと思います。

 

テクニカル分析や経済指標等の様々な情報を手掛かりに予測しているわけですが、その一つとして有効な指標があります。

 

それが、各市場の小型株を集めた指数を見ることです。

 

小型株の指数は様々ありますが、以下2つの指数が重要。

アメリカ⇒ラッセル2000指数
日本⇒マザーズ指数

この2つがアメリカと日本を代表する小型株指数であり、これが一番信用できる指標です。

 

そして、こいつらが勢いを失ってきたら、そろそろ好景気も終わりだな・・となるわけです。

 

なぜそんなことが言えるのかは、一般的に小型株は資金力に乏しく、不況時に真っ先に倒産リスクが高まります。

 

つまり、リセッションの入り口で最初に売られる株ということが言えます。

 

多くの投資家がそう判断しているということは、近い将来に実体経済でもリセッションする可能性が高い。

 

なので、小型株の動向は相場の先行指標として機能するわけです。

 

これは、上昇局面でも同じことが言えます。

 

小型株は少ない資金でも値上がりしやすいので、市場がポジティブになれば大型株よりも値上がりは早いです。

ラッセル2000指数は米国市場の先行指標か検証

ラッセル2000指数とは「米国市場の約5000銘柄のうち、時価総額1001位〜3000位の2000銘柄の時価総額を加重平均しているインデックス指数のこと」です。

 

意外と日本では知られていない指数ですが、アメリカでは超メジャーな指標なので、この機会に覚えておいて下さい。

 

実際に、このラッセル2000指数を使って、どれだけ先行指標として機能しているか確認していきます。

 

2001年4月を1として、その後の変化率で比較したグラフが以下。
ラッセル2000

 

2008年リーマンショックと2020年コロナショックの際の動きを抽出しています。

 

リーマンショックの際は、ラッセル2000が高値を付けてから、ダウ平均が高値を付けるのに約2カ月のタイムラグがありました。

 

コロナショックの際は、1年半以上も差が出ています。

 

また、リーマンショック後の伸び率を比較してもラッセル2000の方が圧倒的なパフォーマンスで戻していることが分かります。

 

先行指標として使えるほどの明確なシグナルはありませんが、少なくてもラッセル2000が好調な間は相場も好調に推移するということが言えます。

マザーズ指数と日本市場の関係性を検証

マザーズ指数とは「東証マザーズに上場する全企業の時価総額を加重平均しているインデックス指数のこと」です。

 

ラッセルと比べて、マザーズは知っている方が多いと思います。

 

このマザーズ指数が日本市場の先行指標になっているかを見ていきます。

 

こちらも同じような動きになっていれば、小型株が先行指標として機能しているという仮説は説得力を増します。

 

以下のグラフは、データ取得できた期間の関係上、2004年4月を1として、その変化率をグラフにしています。
マザーズ指数

 

いかがでしょうか。

 

日経平均株価とマザーズ指数の関係性をみると、米国市場よりも先行指標として機能していることが分かると思います。

 

リーマンショック、コロナショック共に、1年以上前に小型株市場は高値を付けてその後ネガティブな動きになっています。

 

また、マザーズ指数は市場が本当に良い時にしか上昇していないという点も指標として参考にできます。

 

相場が堅調な時期か見極める判断材料としてマザーズ指数をチェックするのは有効です。

暴落の先行指標!ラッセル2000とマザーズ指数

ラッセル2000指数とマザーズ指数が暴落のシグナルになります。

 

小型株と言うと値動きが荒くて、リスクが高いので、トレード対象としていない方も多いと思います。

 

でも、トレードしないだからと言って、無視して良いわけではない。

 

むしろ、小型株の値動きを指標とすることで、大型株の暴落を事前に察知して対策を取ることができるようになります。

 

他にも暴落を予測するテクニカル分析があるのでこちらを合わせてご覧ください。

 

次の暴落は何年後、何十年後か分かりませんが、きたるべき時に備えてリスク管理はきちんとやっておきましょう。

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