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企業の財務健全性を調べる方法
株式投資において、企業の倒産リスクを把握しておくことは最重要事項と言えます。
倒産してしまえば、問答無用で株券の価値はゼロとなります。
当たり前ですが、そうはなってほしくないので、あらかじめ危うい企業には投資しないというスタンスが大切です。
そこで、財務健全性を調べる方法をいくつか紹介していきます。
@自己資本比率
A営業キャッシュフロー
B負債状況
C収益状況
今回紹介する4つのポイントで確認しておけば、ほぼ倒産リスクは回避できます。
ぜひ、最後まで読んでおいてください。
自己資本比率が50%以上
自己資本比率とは「企業が持つ総資産に対して純資産(自己資本)が占める割合」のことです。
簡単に言うと、自己資本は返済義務のないお金なので、その比率が多い方が財務は健全であると判断できます。
一般的には自己資本比率が50%以上であれば、財務健全性は問題ないと言えます。
40%前後ならば他の指標も見ながら判断すれば良いですが、30%以下だと危険性が高いので投資を避けた方が賢明です。
自己資本比率は重要指標として多くの投資家が考えているので、証券会社のページやヤフーファイナンス等、ほとんどの媒体でチェックすることができます。
パーセントがどうなっているか見るだけなので、簡単に判断できるのも便利ですね。
営業キャッシュフローがプラス
次は決算書のキャッシュフロー計算書を見て判断する項目になります。
キャッシュフロー計算書には大きく3つの項目があります。
営業キャッシュフロー:事業利益により得たキャッシュ
投資キャッシュフロー:投資に使ったキャッシュ
財務キャッシュフロー:資金調達&返済したキャッシュ
この中で営業キャッシュフローがマイナスになっていないかを確認することが重要です。
もし営業キャッシュフローがマイナスの場合、そもそも本業で赤字を垂れ流していることになります。
当然、そんな会社に未来はないし、財務状況はどんどん悪化していくので、投資を避けた方が良いです。
ちなみに、キャッシュフロー計算書の開示は上場企業の義務なので、必ず確認することができます。
債務超過になっていない
通常の会社は、「資産=負債+純資産」というバランスが保たれています。
しかし、赤字企業は純資産を年々食い潰していくことになります。
仮に、純資産がゼロになると負債額が積み増されて、「資産<負債」となります。
この状態は債務超過と呼び、倒産する一歩手前まできている状況なので、きわめて危険な財務状態と言えます。
資産額より負債の方が多い状況って単純にヤバイですよね。
債務超過なんて噂が聞こえてきただけでも、相当ヤバイ会社だと思うので逃げておいた方が賢明です。
毎年きちんと利益が出ている
当たり前ですが、毎年きちんと利益が出ていることを確認してください。
また、配当金をきちんと毎期出している会社の方が財務健全性という観点では信頼できます。
そんなの当たり前だと思って読んでいる方も多いと思いますが、意外とそれができていない上場企業が多いので気をつけてください。
もう少し踏み込んで、そうした企業の中でどんな企業を選んだら良いのかという話は以下をご覧ください。
ちなみに、本当にヤバイ会社は、監査法人が「継続企業の前提に関する注記」の記載を求めるので、投資家は財務諸表上で確認できます。
この記載がある時点で相当暴落しているとは思いますが、それでも何も考えずにぶん投げて逃げた方が良いです。
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