ページTOPへ

株式会社の仕組みから考える株式投資の役割とは

株式投資の仕組み|会社とは、株式会社の特徴

投資家になろう!へようこそ!


会社とは|会社=株式会社ではない

株式投資について説明していく上で、まずは会社や株式会社という概念について説明していきます。

 

株式投資について

大きな枠として会社について考えていきたいと思います。

 

このページを見て戴いているような方だと、会社と言えば株式会社をまず思い浮かべるかもしれません。
ただ実は、世の中の大半の会社が株式会社ではありません。

 

皆さんは有限会社というワードを聞いたことあるでしょうか?

 

皆さんの近所にある小さな町工場とか運送屋とかは有限会社の可能性が高いです。法律の定義にしたがえば、八百屋とか酒屋なんかも会社に含まれることがあります。

 

まあ、有限会社はすでに廃止されていてもう作れないとか、合同会社、合名会社とか社員の責任割合で種類が色々ありますだとか、法律に絡めた話をすると細かくなるので、ここでは言及しません。

 

ここで言いたいことは、「会社=株式会社」ではないということです。会社というのは、もっと漠然としたものです。会社は何か事業を起こすための器のようなイメージです。

 

例えば、サラリーマンだった人が脱サラして貯金を元手に弁当屋を始めたとすれば、その弁当屋は会社です。

 

自分のお金だけでなく、他人からお金や物をもらって事業をするケースも会社です。

 

つまり、会社とは資金等を集めて、何か事業を行う集団です。

株式会社の特徴

会社については考えてみましたが、その中でも株式会社って何でしょうか?

 

一般的に株式会社とは「企業を運営していく上で必要となる資金を調達する際に、その必要な資金を細分化し、小額の出資を多数の出資者から募っている会社」のことです。

 

例えば、新しい工場を建てる計画に10億円必要だとします。

 

10億なんて大金、普通の中小企業では持っていない金額です。また、銀行から10億円借りようと思ったら一苦労です。

 

ここで、多くの人から少しずつ資金を出してもらうという仕組みが考えられました。仮に1人から100,000円なら、1000人いれば10億円になります。10億円だと途方もないですが、100,000円は手の届く数字ですよね?

 

もちろん、ただでお金は集まりません。事業がうまくいった暁には利子つけて返します。これを配当金と呼びます。また、出資金はあくまでも会社が借りているものですから、いずれ返さなくてはいけません。

 

これら権利を示すものとして発行されるのが、株式または株券です。株式を発行して成り立っている会社だから、株式会社と言います。

 

企業からすれば、銀行よりはるかに融通の利くお金が手に入ります。投資家としては銀行利子ではもらえない金額の配当金がもらえます。

 

株式会社の特徴

活動資金を銀行融資だけでなく一般の人たちからも広く集めて、事業を行っている会社が株式会社です。

 

そして、投資家と企業、お互いにウィンウィンの関係を築けるのが、株式会社の特徴です。

 

株式会社や株式投資の歴史に興味がある方は、合わせてご覧下さい。
株式会社の起源と歴史|その後の株式投資の発展

株式投資の仕組み

株式会社に資金を提供する行為を株式投資と言います。

 

株主の権限は色々あるのですが、突き詰めると重要な権利は「配当金の受け取る権利」です。

 

株式会社のシステム

 

例えば、会社の運転資金が1億円あるとして、一人100万円ずつ100人が出し合うとします。Aさんも出資したとすると、その会社の1%の経営権を持つことになります。

 

会社の事業がうまくいき利益が出れば、その利益は未来への更なる投資と出資者への還元に振り分けられます。この出資者への還元を配当金と言いますが、Aさんはこの配当金のうち1%を受け取ることができます。

 

また、この配当金を受け取る権利そのもの、出資した金額の価値は減っているわけではないということが重要です。

 

配当金を受け取る権利

 

この会社が物凄く儲かって前回よりも多い配当金を出すとします。これが一過性ではなく長く続くのであれば、間違いなく「配当金を受け取る権利」の価値も上がっていきます。

 

つまり、例で言えば最初に出資した100万円が減るどころか、むしろ増えていることになります。

 

専門用語を使うと、この配当金を「インカムゲイン」、配当をもらう権利の向上を「キャピタルゲイン」と言います。

 

用語を覚える必要はありませんが、株式投資はこの2つの要素で成り立っているということは理解する必要があります。

株式投資の役割

株式投資の本質とは「株式会社へ投資すること」です。

 

当たり前の話ですが、株式投資に長く慣れ親しむとこの本質が見えなくなることが多いと感じます。

 

なので、私が考える株式投資の役割話していきます。

 

実際に私たちが投資するのは、株式会社の中でも証券取引所に上場している株式となります。証券取引所とは株式の集まる場所であり、株取引を仕切るという重要な役割を持った機関です。

 

この証券取引所にたくさんの企業が資金を求めて集まってきます。私たち投資家は資金を提供して、そのお金で企業が事業を行い、世の中を少し豊かにしていきます。

 

つまり、株式投資をすることによって、経済活動の一翼を担い世の中に貢献していると言えます。

 

株をやっていると値動きに夢中になってしまいがちです。

 

しかし、企業は何か事業をやるためにお金を集めているのであり、それに賛同して私たちが出資しているというのが本質です。値動きを追うのは大切ですが、やりすぎればそれはただのギャンブルになってしまいます。

 

ファンダメンタル分析やテクニカル分析など、世の中には様々な投資理論があります。

 

皆さんには、自分なりに根拠を持って投資してほしいと思います。そうやって投資できれば、儲けられる確率が高くなります。

 

また、経済の話やお金の話に詳しくなるので、仕事や私生活などでも活かして、人生がどんどん豊かになっていくと考えます。

当サイトを探す際は投資家になろうで検索


当サイトおすすめコンテンツ!

 @ 投資の知識を学ぼう

 株式投資で最低限必要となる知識を紹介

 

 A 証券口座の選び方

 これを読めば選ぶべき証券会社が分かる

 

 B おすすめ投資本まとめ

 投資の知識を体系的に学ぶのが近道


当サイトを探す際は投資家になろうで検索


当サイトおすすめコンテンツ!

 @ 投資の知識を学ぼう

 株式投資で最低限必要となる知識を紹介

 

 A 証券口座の選び方

 これを読めば選ぶべき証券会社が分かる

 

 B おすすめ投資本まとめ

 投資の知識を体系的に学ぶのが近道



 
投資本の探し方 メンタル分析 ファンダメンタル分析 テクニカル分析 アノマリー分析 株価の規則性検証