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株の流動性|リスク、目安、出来高、売買代金の見方

株の流動性|リスク、目安、出来高、売買代金の見方

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株の流動性とは|流動性リスクとは

株式投資における流動性とは「その株式が市場でどれだけ売買されているかを示す指標」です。

 

市場で誰でも売買できる環境が整っていたとしても2、3日に1回しか売買が成立していないような株式では、買いたい売りたいと思ったときにすぐに取引ができないです。

 

こういった状況を流動性が低いと言います。このような株式の流動性が低い銘柄は投資対象として外す必要があります。

 

実際に、例を見ながら考えていきます。直前に500円で売買が成立したため、最新の株価は500円と表示されている2つの板があるとします。

 

流動性

 

あなたがもし500株持っているとして、今すぐ売りたいとします。成行注文を出すとAとBでどれだけ結果が変わるでしょうか。

 

Aのケース
480円:100株
460円:100株
450円:300株

 

合計で229,000円の売却金額となります。

Bのケース
499円:500株

 

合計で249,500円の売却金額となります。

 

20,500円もBの方が合計金額が高くなりますが、これをAに対してBの方が流動性が高いと表現します。

 

株式の流動性が高い銘柄は、限りなく最新の株価に近い値段で売買ができますが、流動性が低いといくらの値段がつくか分からないということです。こういった流動性が低い銘柄を、流動性リスクがある銘柄と言います。

 

もちろん、流動性が低いといくらの値段がつくか分からないと言っても、指値注文でいつまでも売買が成立せず、自分の意図と逆に株価が進んでいくと損失に繋がります。

 

なので、そもそも流動性の低い(流動性リスクがある)銘柄には手を出してはいけないのです。

株の流動性の目安、出来高、売買代金の見方

あくまでも主観的な要素になってしまいますが、ある程度の目安を持っておかないと初心者の方は判断に困ると思います。

 

目安として使われるのは、1日の売買代金と出来高です。

出来高とは「売買が成立した株数のこと」です。
売買代金とは「売買が成立した金額のこと」です。

500円で500株の売買が成立すると、出来高は500株、売買代金は250,000円となります。

 

出来高と売買代金の見方を、実際の証券会社のページを使ってみてみましょう。

 

出来高、売買代金

 

上記の例に限らず株価表示の近くに出来高と売買代金は表示するのが一般的です。流動性が低い銘柄をつかむ恐れはかなり低くなります。

 

私の場合は、出来高にはハードルを設けていませんが、売買代金は1億円以上を目安にしています。

 

私の場合は、新興株なども物色するためハードルを低めに設定しています。参考程度に、有名企業の1日の売買代金を紹介しておきます。

 

ある1日を切り取っただけなので、違う日で見れば大きく変動がある点はご了承下さい。

 

ソフトバンク:500億円
トヨタ自動車:300億円
ファーストリテイリング:200億円
ソニー:100億円
楽天:65億円
スクエニ:25億円
日本マクドナルド:7億円
カゴメ:5億円

 

売買代金が1億円あれば、流動性については基本問題ないです。

 

ただし、一時的に売買代金が上がっている可能性があるため、過去の推移もチェックが必要です。念のため、板で明らかに数字が飛んでいないか(今回の例Aのような場合)も、チェックしておけば万全と言えます。

 

株の流動性の話を踏まえて、下記ページも読んでみて下さい。
株の板(気配値)の読み方|株価の決め方
株の出来高と売買代金とは|出来高と株価の関係性とその目安感

 

お疲れ様でした!!
以上で、株式等における流動性の説明を終わります。

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