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株式会社の起源と歴史|400年の歴史から紐解株式く投資の意義

株式会社の起源と歴史|400年の歴史から紐解株式く投資の意義

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株式会社の歴史|世界初の株式会社

世界で最初の株式会社は東インド会社です。1602年にオランダで誕生しました。

 

当時、インドや東南アジアから特産品を欧州へ運んでいましたが1回の航海には多額の費用がかかっていました。そのため、航海ごとに出資をつのり、その航海が成功すれば利益を分配するという形をとっていました。

 

ただし、今の時代とは違い、略奪や沈没など航海には大きなリスクがありました。最悪の場合で船が沈没すれば出資したお金すら一銭も戻ってこない可能性がありました。

 

株式会社の歴史

 

1回の航海単位での投資は、投資家にとって非常にリスクがあったわけです。そこで、貿易会社という企業をつくり、そこに出資者を募るこ都で1回ではなく数回の航海で得た利益を出資者に還元することで、投資家のリスク減らすようなシステムが考えられました。

 

これが、株式会社の始まりというわけです。

 

東インド会社設立に伴い、その株式を取引する場所としてアムステルダム証券取引所がオランダに設立されました。

 

これが、世界で最初の証券取引所です。

株式会社の歴史|日本初の株式会社

日本で最初の株式会社は1873年に設立された第一国立銀行(現みずほ銀行)です。

 

世界ではオランダに続き、ニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所が設立されており、半世紀以上の遅れをとっていました。

 

経済発展を見据える日本国において資産家をまとめて国策銀行を作ったのが最初でした。

 

実際に、日本銀行が発足するまで、第一国立銀行は紙幣の発行をその業務の一つとしていました。

 

その後、第一国立銀行の株式を取引するために発足されたのが、東京株式取引所(1943年廃止)です。

 

これが、日本発の証券取引所となりました。

 

日本初の株式会社は国策銀行でしたが、その後一般企業で一番最初に株式会社となったのは1893年に上場した日本郵船でした。

 

この会社の前身会社である日本国郵便蒸気船会社と三菱商会は、岩崎弥太郎が率いたことで有名です。

 

実はさらにその三菱商会の前身が坂本龍馬のつくった亀山社中です。

 

この亀山社中は薩摩藩や長崎商人などから出資を募り、貿易を通じて生み出した利益を出資者に還元していました。

 

そのため、坂本龍馬の亀山社中が日本初の株式会社だと言われることもあります。

株式会社の起源

リスクが高いと思われがちな株式投資ですが、実はリスクを下げるために始まったシステムが株式会社でした。

 

また、株式会社ができると、それ売買する取引所も同時にできていることが分かります。

 

これは、不特定多数の人々から出資を募るためです。当時の株式会社の意義は以下の2つです。

@出資者のリスクを減らす
A企業が資金調達しやすくする

株式会社という新しいシステムは、こういった利点があり広く受け入れられ発展していくことになります。

 

忘れられがちですが、これこそ株式投資の本来の意義です。

世界で始まった株式投資ブーム

株式会社がオランダで設立されたものの、その実態はトップを国王に据えた国営企業でした。

 

実際に、広く一般に株式投資が浸透したのは、19世紀初頭のアメリカだったと言われています。

 

当時、西部開拓時代で、鉱山の開発や石油の採掘、鉄道の建設など大きな資金が必要な事業がいくつもありました。

 

一方で、投資家となるアメリカ人も徐々に豊かになり、一定以上の富裕層が生まれていた時代でした。

 

このように、需給が一致したことで、アメリカでは株式ブームが起きました。

 

さらに、ヨーロッパ諸国では戦争など情勢が不安定な時期であり、資金をアメリカに回したいという思惑も重なり、輪をかけるように株式市場が大きくなっていきました。

 

19世紀後半になると、さらに上場する企業が増えていき、またこの頃には遠方からでも銀行を介して株式を購入できるシステムができてきました。

 

日本で株式会社が初めて産声を上げた頃には、アメリカではここまで株式投資の世界が出来上がっていました。

日本での株式投資の歴史

日本では1873年に株式会社ができたものの、戦前は上場企業数も少なく、国策企業の延長線にいる会社ばかりでした。

 

当然、株式を売買していた人々も限られた人だけで、一般に普及していたとは言えませんでした。変わりだしたのは戦後になり、日本が経済復興してからです。

 

高度経済成長とともに、日本の国力が上がってきて上場企業数も増えていきました。日本人の所得も増えて、株式に投資する人も徐々に増えていきました。

 

ただし、当時の経済は政府主導で規制が厳しかったため、今のような自由競争はなく株主もあまり重要視されていませんでした。そのような状況もあり、日本人は長らく投資よりも貯金という文化が根付いていました。

 

それが、大きくかわってきたのはバブル崩壊でした。特に大きな出来事として、バブル崩壊で経営環境が悪化し、北海道拓殖銀行が1997年に日本初の破たんした出来事が挙げられます。

 

これは、銀行はつぶれないという銀行神話の崩壊であり、人々の金融市場に対する意識を変えた出来事なりました。

IT化の加速と金融市場の発展

バブル崩壊と同じく20世紀末の世界でも大きな出来事が起きました。それは、米露冷戦の終結です。

 

これによって、軍事利用されていたインターネット技術が民間に公開されてインタネットバブルが発生します。

 

当然、株式投資の世界でもIT化が進められることになります。

 

同時期に、アメリカでは金融の規制緩和が進み、デリバティブ商品などの多様な金融商品が生まれ、金融市場は大きな発展を遂げます。

 

日本でも、1996年から金融市場の大改革「金融ビックバン」が進められました。

 

これにより、情報が誰でも手に入る平等な取引、自由な金融市場によるネット証券参入で便利で安価な取引などが実現され、現在の株式市場が出来上がりました。

 

株式会社の仕組みは大きく進化を遂げ、株式投資は一般大衆に浸透してきましたが、それらの本質的な役割は変わることはありません。

 

我々投資家もそれを忘れないようにしたいものです。

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