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株の値段とは
株式投資を始めるにあたって、株の値段ってどうやって決まってるの?というのはよくある疑問です。
まず、株の値段のことを、「株価」と呼びます。
この株価とは、売りたい人と買いたい人がいて、その両者が合意した価格です。
スーパーで売っている野菜とか肉なんかと同じスーパーで売っている野菜とか肉なんかと同じ。
スーパーだと販売者側に価格決定権があるので、ヤフオクやメルカリなんかの方がイメージが近いかもしれません。
いずれにせよ、売り手と買い手が合意した値段。それが株価です。
そして、ヤフーやメルカリと言ったオークション会場が、証券取引所と言われる場所です。
売り手も買い手も投資家はみな、証券会社を通してこの証券取引所で株を売買しているわけです。
実際には、多くの人が株式市場に参加しており、目まぐるしく株価は変わっていきますが、基本的には1対1の取引なので、そこまで難しいものではありません。
株の値段の決まり方
それでは、もう少し細かく株の値段(株価)の決め方を見ていきます。
専門的な言葉を使うと、ザラバ方式と板寄せ方式という2つの方法により決められています。
ザラバ方式・・・式の取引における、価格決定方法の一つです。ザラバでの取引に適用されるため、最も一般的な売買方法です。オークション方式やオーダードリブンとも呼ばれます。価格優先の原則が適用されるため、最も安い価格の売り注文と最も高い価格の買い注文が値段で合致した際に取引が成立します。また、時間優先の原則も適用されるので同じ価格であれば先に注文した方から約定していきます。
板寄せ方式・・・株式の取引における、価格決定方法の一つです。寄り付きと引けにのみ適用される方法で、この方法は日本独自の価格決定方法です。時間優先の原則が適用されず、すべて同時に出された注文とみなして、価格優先の原則のみが適用されます。具体的な価格決定方法としては、まず成行注文をすべて相殺します。その後、価格が高い買い注文と価格が安い売り注文を同一価格帯で合致するまで順々に相殺していきます。同一価格帯で合致したら、それまで相殺していた注文は全てその価格で取引成立します。寄り付きの場合は、もし同一価格帯で合致しなければ、合致するまで取引が開始されません。
まとめると、株式相場の最初と最後は「板寄せ方式」で決めて、それ以外は「ザラバ方式」で決めるということになります。
※東京証券取引所は、午前相場が9時から11時半、午後相場が12時半から15時まで
ちなみに、冒頭で説明したオークションのようなイメージは、場中の取引で採用されているザラバ方式のことです。
板寄せ方式は日本特有のやり方なので、海外の証券市場では採用されていません。
むしろ、世界的にみると、時間に限らずザラバ方式でやるのが一般的です。
株の値段って誰が決めるの?
少し難しい話をしましたが、結局株価は投資家自身によって決められているというのが答えです。
株を始めるということは、あなた自身も株の値段を決める一員ということ。
値段が安いと思う人が多ければ、買いたい人が多くなります。
結果、株価は値上がりします。
値段が高いと思う人が多ければ、誰も買いたい人はいません。
売りたいと思っている人は買い手を見つけるために値下げせざるを得ないので、株価はどんどん安くなっていきます。
そんな感じでマーケットが動いていくわけです。
さて、いかがだったでしょうか。
株の値段の決まり方がなんとなく分かってきたでしょうか。
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