投資でうまくいかないのは心理分析しないから｜投資家心理とは

投資は、心の影響を大きく受けています。

一見すると、あまり関係ないように思われますが、投資は究極の心理戦とも言えます。

その株が暴落して含み損50万円になってしまうと、その投資家を支配するのは恐怖と後悔しかありません。

多くの方は相場を見るのが辛くなって株を売ってしまうか、売らないにせよ相場をチェックするのをやめてしまうわけです。

一方で何も投資していない投資家から見ると、この暴落は絶好の買い場に見えるかもしれません。

仮に、投資家の技量が同じだったとしても、状況によって相場の見え方は変わってくるのです。

つまり、心理分析を通して人間の行動パターンを知ることができれば、どんな場面でも冷静にかつ有利にトレードをすることができるわけです。

覚えておいて欲しいのは、人間は合理的ではない生き物です。

一つ実験をしてみましょう。

無条件に100万円もらえる選択肢Aと、20%の確率で1000万円もらえて、80%の確率で0円の選択肢Bだったら、あなたはどちらを選ぶでしょうか。

特別お金に困っているとか無ければ、直感的には多くの方が無条件にお金がもらえる選択肢Aを魅力に感じるのではないでしょうか。

しかし、確率論としての正解は選択肢Bです。この理由は単純で、期待値を計算すると選択肢Aは100万円、選択肢Bは200万円だからです。

この実験から分かることは、普通の人間の直感は合理的な選択ではないことも多いということです。

そして、投資は何十回、何百回とトレードしていくゲームなので、まぐれはありません。必ず確率に収束していくゲームなので、合理的にトレードできる人のみ勝つことができます。

なので、普通の人が普通の感覚で投資すれば、残り1割の変人（合理的な人）に負けてしまうわけです。

これが株やFXで9割の人が負ける真実なのです。