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加重移動平均線とは|計算式は?
加重移動平均線とは「一定期間の株価を平均する際に直近の株価の比重を高くした数値をグラフ化したもの」です。
英語では、Weighted Moving Averageとなり、頭文字をとってWMAと略されることも多いです。
移動平均線という名前がついている通り、見た目や使い方は単純移動平均線と同じですが、算出方法が異なります。
単純移動平均線が分からない方は先にそちらの説明をご覧下さい。
⇒単純移動平均線の種類、見方、計算式、期間設定
まずは、加重移動平均の計算式を見ていきます。
株価が下記のように推移したと仮定します。
1日目100
2日目110
3日目120
4日目105
5日目90
この場合、計算式は以下となります。
(90×5+105×4+120×3+110×2+100×1)÷(5+4+3+2+1)
=103.33
何となく計算式はご理解戴けたかと思いますが、きちんと定義しておきます。
(当日値×n+前日値×(n-1)+・・+n-1日前値×1)
÷(n+(n-1)+・・+1)
このように、加重移動平均線は直近の値の比重が高くなり、過去に遡るほどウェイトが下がっていきます。
加重移動平均線の見方、使い方、違い
加重移動平均線のチャートについて、単純移動平均線との違いが分かるように二つ並べてみます。
だいたい似たような形になりますが、加重移動平均線の方がより株価との乖離が少ないことが分かると思います。見方としては、このポイントを押さえておけば、あとは移動平均線と同じです。
これは直近の株価の方が比重が大きいため、現在の株価から乖離が少なくなるような計算式になっていることが理由です。
次に使い方を説明していきます。
上昇トレンド
移動平均線が傾きが上になる
短期線が長期線を上抜く(ゴールデンクロス)
下降トレンド
移動平均線が傾きが下になる
短期線が長期線を下抜く(デッドクロス)
要するに、単純移動平均線と使い方は同じです。見方も使い方もほぼ同じということになります。
加重移動平均線の特徴としては、現在の株価に引っ張られるため、よりトレンドに早く反応するという点が挙げられます。一方で、これはダマしが多くなりやすいという欠点でもあります。
対策としては、MACD、RSI、モメンタムなどのオシレーター系指標と組み合わせて使うのがおすすめです。
お疲れさまでした!
以上で、加重移動平均線の説明を終わります。
もっとテクニカル分析を知りたい方はこちらをご覧下さい。
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