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なぜ人は投資に恐怖を抱くのか
喜んで大金を差し出す方はおそらく存在しないと思います。
そして、誰しもがお金を失うというのは、辛くて怖いことだと感じるのではないでしょうか。
我々人間は危険に対しては恐怖という感情を持ち、それに対する回避行動をとるように遺伝子レベルでプログラムされています。これは、原始人の時代から生命として生き残るためには必要なことでした。
そんな生物学的な話を突っ込んでもしょうがないですが、危険なものには恐怖するように人間はできているのです。
そして、お金というものは貴重なものであると、子供の頃からインプットされてしまいます。
欲しいものを我慢させられたり、お金持ちの家庭との差を目の当たりにしたり、様々な経験を通してお金の認識を強めていくわけです。
貴重なものを失うのは、当然恐ろしいことです。
だから、人はお金を失う可能性のある投資に恐怖を抱くのです。
今回の話は以下の書籍を参考にしています。
ゾーン 相場心理学入門
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書評も書いているので、興味がある方はこちらをご覧下さい。
投資においてメンタルの話は非常に重要ですが、今回はその中でも恐怖心について書いていきます。
恐怖心が投資での失敗原因
上述した通り、恐怖心というのは生きるためには必要不可欠なものです。危ないものには恐いと感じて回避する。そうして人間は生き延びてきたわけです。
日常生活ではありがたい人間の能力なのですが、投資に関して言えば、恐怖心は投資で勝つことを難しくします。
恐怖心を抱くと、損したらどうしようと考えて思いっきりトレードができなくなって、冷静に客観的な相場観察ができなくなります。
結果、損切り貧乏になったり、機会損失を出したりなど、むしろ損をすることに繋がってしまうわけです。
ちなみに、そうした損を続けると、さらに恐怖心を強くして、さらに慎重なトレードになるという悪循環に入っていきます。
多くの投資家が負けている原因には、人間が本来持っているこの恐怖のメカニズムが影響しています。
いちいち恐怖しても仕方がなくて、自分を客観視したトレードが重要になってきます。
恐怖心を克服する方法
結論から話をすると、恐怖心を克服するのではなく、そもそも恐怖心そのものを捨てて下さい。
何を言っているのかと思う方も多いでしょうが、トレード自体を将来を予想するゲームだと考えているから、将来値下がりして損したらどうしようとか考えてしまうわけです。
こうしたトレードに対する認識から変えていく必要があります。
トレードにおいて、未来の値動きを予想することは不可能です。
ファンダメンタル分析は絵にかいた餅だし、テクニカル分析は過去の傾向を見ているに過ぎないわけです。
もちろん、確率という意味ではどちらの方に動く可能性が高いという分析はできると思います。
しかし、1回のトレードで見た時にやはりどちらに動くかはランダムであって、我々人間が予想できる類のものではないです。
この事実を受け入れることができれば、値動きに対して一喜一憂することなく、その事実を冷静に受け止められるようになります。
この話は別でも詳しく解説しているので、下記リンクも合わせてご覧下さい。
⇒確率的思考法について
今回の説明を見ただけでは本当に理解するのは難しいかもしれませんが、この認識に変えていけば相場は常に中立であることが徐々に実感できると思います。
そして、そうすると毎回のトレードに恐怖や怒りの感情は現れなくなるはずです。このレベルになって初めて、自分の知識や経験を活かしたパフォーマンス最大化が図れると考えています。
投資で勝ちたいと思うのであれば、そうしたワンランク上のトレーダーをぜひ目指してみてください。
お疲れ様でした!
その他にもメンタル分析に関連した記事を書いているので、もし良かったらこちらもご覧下さい。
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