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株の出来高と売買代金とは|出来高と株価の関係性とその目安感

株の出来高と売買代金とは|出来高と株価の関係性とその目安感

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株の出来高と売買代金とは|意味や使い方

出来高とは「実際に売買された取引数量のこと」です。

 

売買代金とは「実際に売買された取引金額のこと」です。

 

これらは銘柄への興味度を表す指標として使うことができ、過去と比較して数字が大きければ興味が増していると解釈できます。

 

例えば、A社が公表していた収益に対して、大幅増益する予測を出した場合、投資家はその銘柄を買おうとします。

 

おそらく公表前よりも取引される数量は上がる可能性が高いです。

 

言い換えれば、その銘柄の人気が出たと言えます。

 

逆の例も考えてみます。

 

B社が粉飾決算をしていたことが発覚した場合、投資家はその銘柄を売ろうとします。

 

これも悪い意味で投資家の注目を集め、出来高を上げる例です。

 

このチャートは東芝のものです。赤丸で囲ったところは、不正会計が発覚したときです。

 

当時は投資家の注目を非常に集めました。東芝ほどの有名企業なので、もともと出来高は高かったのですが、事件が発覚すると、それまでの10倍以上の出来高となり、その後も3、4倍の出来高となっています。

 

この事件が、発覚から1年たった今もなお投資家の関心を集めていることを示しています。

 

出来高や売買代金は、増えたからと言って必ずしも株価が上がるものではありません。あくまでも、投資家の関心を示す指標として活用することができます。

出来高の目安|出来高と株価の関係性

株の出来高の目安は、各銘柄により異なります。

 

なので、同じ銘柄で過去の出来高に対してどうだったかで見極めるのが大切です。

 

具体的な目安は以下。

株の出来高の目安

注目度UP:直近と比較して1.2倍以上の出来高増
注目度DOWN:直近と比較して0.8倍以下の出来高減

 

重要なことは、何かニュースが出た次の日に大きく変動した出来高に惑わされずに、それ以降の出来高の増減傾向をきちんと把握した上で判断することです。

 

これを踏まえて、出来高と株価の関係性についてまとめていきます。

 

関係性は、6つのケースに仕分けることができます。

株価が上昇しているケース

@株価が上昇している中で出来高が増える場合
ポジティブなニュースで市場の注目を集めており、過熱しているものの、まだまだ値上がりが期待できます。

 

A株価が上昇している中で出来高が横ばいとなる場合
ポジティブなニュースで市場の注目を集めていますが、値上がりの勢いは落ちてきています。

 

B株価が上昇している中で出来高が減る場合
上昇相場はいったん終了と見た方が良いです。値下がりする可能性があるので注意が必要です。

株価が下落しているケース

C株価が下落している中で出来高が増える場合
ネガティブなニュースで市場の注目を集めており、まだまだ売り込まれる可能性があります。

 

D株価が下落している中で出来高が横ばいとなる場合
ネガティブなニュースで市場の注目を集めていますが、値下がりの勢いは落ちてきています。

 

E株価が下落している中で出来高が減る場合
下落相場はいったん終了と見た方が良いです。値上がりも視野に入れて対応する必要があります。

 

出来高を見れば、株価の先読みもある程度見えるようになってきます。

 

この出来高と株価の関係性は非常に重要なので、ぜひ覚えておいてください。

株の出来高急増が株価上昇の目安!

出来高急増を伴う値上がりというのは、株価において非常にポジティブな状況です。

 

出来高急増は値上がりの目安になるシグナルなので、要チェック!
出来高急増

 

上図は、実際に出来高が急増して、株価も急騰している銘柄の例です。

 

赤丸で囲ったところが出来高急増している箇所で、ここで株価も急騰しています。

 

このように、出来高急増してくると大きな値上がりを期待することができます。

 

逆に、ある程度の出来高がないと株価が大きく値上がることもありません。

 

買い手が多い(需要が多い)から価格が上がるという基本原則はビジネスの世界と一緒です。

 

出来高急増銘柄というのは、証券会社のページなどに出てたりするので、チェックしてみると良いと思います。

株の出来高が少ないのは危険な目安!

逆に、出来高が少ない銘柄というのはリスクが高いということを知っておいてください。

 

その一つに流動性という考え方があります。

 

流動性とは「現金化できる度合のこと」です。

 

先ほどの例に挙げた東芝などの有名企業であれば気にする必要はありませんが、中小株になるとこの流動性を意識しないと大変なことになるかもしれません。

 

まずは、とある上場企業の出来高をご覧ください。

 

 

赤丸で示すところは、出来高が無いということを意味します。

 

例えば、この銘柄をあなたが持っていたとして、業績が低迷しているので売りたいと思ったとします。

 

このときに、出来高がゼロということは買い手がほぼいないという状況です。

 

つまり、なかなか買い手がつかずにあっという間に株価が大きく下落してしまうかもしれません。

 

もともと人気のない株なのに、何か悪い材料があれば誰も買わないという当たり前の話ですが、出来高を見ておかないとこういう銘柄を買ってしまう可能性があるわけです。

 

企業のことをよく調べずにPERや配当利回りなど指標だけ見て買っている方は注意が必要です。

 

特に中小株を買うときは、出来高が少ないくないか、流動性に問題ないかを確認する習慣を持つと良いです。

 

お疲れさまでした!!
以上で出来高の説明を終わります。

 

もっとファンダメンタル分析を知りたい方はこちらをご覧下さい。

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