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魔の水曜日
魔の水曜日とは「SQ値の算出がある週の水曜日は相場が軟調になりやすい」というアノマリーです。
SQ値とは「先物やオプション取引で決済最終日まで反対売買がなかった時に清算するために適用される指数」のことです。
SQ値の詳しい説明はこちらです
SQ値前に現物と先物の裁定取引を狙って、ファンドなどの思惑が働くため、市場の取引量を増えやすいと言われます。
特にオプションと先物のSQ算出が重なる3、6、9、12月はメジャーSQと言われ、特に市場が活発になります。
こうした背景で、SQ算出のある週はボラティリティが上がりやすく、週の真ん中である水曜日あたりは裁定取引による現物売りで軟調になりやすくなると考えられています。
ただ、ファンドは現物買いに動くこともあるので、水曜日が下がりやすいというのは、あまり裏付けがない経験則だと個人的には思います。
検証してみよう。
さっそく検証してみましょう。
今回は、全てSQを洗い出すのではなく、メジャーSQに絞って検証しようと思います。
理由は、取引量の増えるメジャーSQで確認しないとファンドなど個人の思惑による値動きに左右されてしまい正確なデータにならないからです。
投資戦略として利用する価値があるのは、個人の意思ではなく相場意思を反映したデータです。
SQ算出週の前週金曜日の終値を1として、変化率を表にしています。
緑でハッチしてあるのが、問題となる水曜日で、その中でも水曜日の終値が前日終値を下回った場合に赤でハッチしました。
この表より、12回あったメジャーSQで魔の水曜日となったのは5回でした。ただし、1つはほぼ横ばいなので、実質4回だったと言えます。
また、その中で暴落しているのは2回ということで、ここ最近のデータでは魔の水曜日となる確率は低いことが分かりました。(ただし、メジャーSQのみの調査です。)
もしかすると、取引量の少ないマイナーSQの方が仕掛けで値が動きやすいので、魔の水曜日になりやすいかもしれません。
ただ、それはその時にそう動いただけで、個人投資家にとってはあまり意味のないアノマリーです。
この時期は投資しない方が無難でしょう。
お疲れ様でした!
これで、魔の水曜日の説明を終わります。
様々なアノマリーを知りたい方はこちらをご覧下さい。
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