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ウィリアムズ%Rとは
ウィリアムズ%Rとは「相場の過熱感を測るオシレーター系指標のこと」です。
投資家ラリー・ウィリアムズにより考案された指標で、英語ではWilliams%Rと言われます。
ラリー・ウィリアムズは敏腕トレーダーとして知られており、1987年に開催されたロビンスカップ(投資コンテスト)で11376%という驚異のリターン率を叩き出したことが良く知られています。
もちろん、この記録は現在も破られていません。
そんなラリー・ウィリアムズのノウハウの一部が反映された指標が、このウィリアムズ%Rとなります。
この指標は、-100%〜0%までで示され、数字が高いほど買われ過ぎ、低いほど売られ過ぎの判断指標として使われます。
ウィリアムズ%Rの計算式
(当日の終値−n日間の最高値)÷(n日間の最高値−n日間の最安値)×100
n日間については、10日で設定されることが多いです。期間を短くすると反応が良くなり、期間を長くすると精度が上がります。
それぞれの利点を踏まえつつ、自分に合った期間にカスタマイズ可能です。
この指標のイメージは、ある期間の中で最高値と最安値があり、現在その何%に位置しているかというのを定量化しているイメージです。
ウィリアムズ%Rの読み方
ウィリアムズ%Rの読み方は以下となります。
-20%〜0%だと買われ過ぎのため、売りシグナル
-100%〜-80%だと売られ過ぎのため、買いシグナル
実際に、チャートを見ながら説明していきます。
赤丸で囲ったところが売りシグナル、青丸で囲ったところが買いシグナルとなります。読み方はRSIやRCIと似ています。
ウィリアムズ%Rの欠点として、一方向のトレンドになってしまうと、0%もしくは-100%に張り付いてしまい指標が機能しなくなります。逆に、ボックス相場のような場面で、上と下をとるのに有効な指標となります。
そのためウィリアムズ%Rと移動平均線やDMIなどトレンド系の指標と併用すると、トレンドの転換点と過熱感を確認しながらトレードできるので、精度が上がっていきます。
RSIとストキャスティクスとの違い
最後に、RSIやストキャスティクスの指標との違いを確認しておきましょう。
RSIやストキャスティクスを知らない方は、有名な指標なので合わせて下リンクの説明をご覧下さい。
⇒RSIの使い方、計算式|最強シグナルのダイバージェンス
⇒ストキャスティクスとは|売買手法、計算式
RSIは値幅を使っているのに対して、ウィリアムズ%Rは終値ベースで割合を出しています
ウィリアムズ%Rが-100%〜0%で示されるか、ストキャスティクスは0%〜100%で示されます。逆に、それだけの違いなので、計算式はかなり似ています。
オシレーター系指標でも違いはありますが、読み方や使い方はほぼ同じなので自分と相性の良い指標をどれか一つ決めれば良いです。
お疲れ様でした!
以上で、ウィリアムズ%Rの説明を終わります。
もっとテクニカル分析を知りたい方はこちらをご覧下さい。
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