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PBR(株価純資産倍率)

初心者が株で儲ける近道は投資理論を学ぶことです!

PBR(株価純資産倍率)

PBRとは「株価を純資産額で割って算出した数値」のことで、企業の資産価値から今の株価が適正水準かどうか判断する指標になります。

 

price book-value ratioの頭文字をとって、PBRと呼ばれます。訳すと株価純資産倍率となります。

 

PBRの算式は以下になります。

 

 

PBR=株価/1株あたり純資産額

 

 

純資産というのは、「資本」と同じ意味で考えて戴ければOKです。

 

1株あたりの純資産額にしている理由ですが、株価というのは1株の価格を示しているものなので、純資産もそれに対応させています。

 

この式は純資産と株価を比較しています。

 

つまり、PBRは企業の保有資産という観点から株価水準を評価することができる指標です。

 

PBRを知る上で、会社が倒産した場合を考えると分かりやすいです。

 

会社が倒産したら、まず持っている資産を清算しなければなりません。要は全て現金にするということです。そして、そのお金で借金を返します。

 

余ったお金が純資産です。原則として、このお金は株主へ還元されます。

 

つまり、1株あたりの純資産が株価を上回っていれば、倒産したとしても買った金額より多い金額が返ってくるので、株主はそれだけ儲かると言えます。

 

1株あたりの純資産が110円で株価が100円なら、1株あたり10円儲かるわけです。
PBRにすると約0.9倍です。

 

逆に、1株あたりの純資産が90円で株価が100円なら、1株あたり10円損するわけです。
PBRにすると約1.1倍です。

 

また、1株あたりの純資産が100円で株価が100円なら、損も得もない状況です。
PBRにすると約1.0倍です。

 

なので、PBRは1.0倍を下回っている時に割安と判定されます。

 

ただし、これは分かりやすくするために簡略化したものです。

 

厳密には、PBRが1倍下回っているからと言っても、倒産して儲かるからOKとはなりません。

 

例えば、企業が資産として計上している価格はあくまで簿価ですので、その価格で市場に売却できるとは限りません。というより、ほぼ無理です。倒産しているわけですからたいてい安く買い叩かれます。

 

また、企業は無形資産といってブランドやのれんなど、価格のつけられないものを資産計上していることもあります。これらは倒産すれば、最悪だと無価値になることもあります。

 

つまり倒産すると、そもそもの純資産額が変わってきます。

 

実際に倒産した企業は、現状PBRが1倍を下回っていても、簿価を時価で見直した実質的なPBRは1倍を超える可能性が高いです。

 

なので、あくまで1倍というのは目安で考えて下さい。1倍下回っているから、何でもかんでもいいというわけではありません。

 

逆に、成長企業と言われるような会社は、PBRが2、3倍を上回っていようが買われることがあります。

 

例えば、2013年パズドラのメガヒットで話題になったガンホーは、PBRが約18倍ありました。

市場別のPBR

上述した通り、成長が期待される企業はPBRが高くなります。

 

参考指標として、市場別のPERをまとめたので、ご覧ください。

 

 

2015年1月

2016年1月

2017年1月

東証一部

1.2

1.1

1.2

東証二部

0.8

0.7

0.8

マザーズ

5.1

4.3

5.7

 

東証一部は、上述した一般的なPBR1倍ラインに近いですが、マザーズは4倍〜6倍弱あり成長性を重視しています。

 

この市場によってだけでもPBRは大きく変わるので、業種別PBRを調べて比較検討するのは面倒という方でも、市場別の平均PBRは抑えておいてもらいたいです。

業種別のPBR

さらに細かく分析するためには、業種別でみていく必要があります。

 

市場別かつ業種別でみた場合に、特定銘柄は割安かどうか判断するとデータの信頼度は高いと言えます。

 

東証一部業種別PBR

 

東証一部の業種平均でも意外と差がありますが、同業種の年度別には差異が見られないのが特徴です。

 

次はマザーズ市場の業種別平均PBRです。

 

マザーズ業種別PBR

 

マザーズ上場銘柄の平均PBRは変わりやすいため、定期的に確認する必要があることは強調しておきます。

 

PBRに対するイメージはできてきたでしょうか。

 

自分の興味がある企業のPBRを調べてさらにイメージを付けてみて下さい。

 

お疲れ様でした!
ちょっと長かったですが、以上でPBRの話を終わります。

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