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EPSとBPS

初心者が株で儲ける近道は投資理論を学ぶことです!

EPS(1株利益)とBPS(1株純資産)

EPSとは「利益を1株あたりに換算した数値」、BPSは「株主資本を1株あたりに換算した数値」のことです。

 

Earnings Per Shareの頭文字をとってEPSと呼ばれ、訳すと1株あたりの利益となります。

 

BPSはBook Value Per Shareの頭文字をとっており、訳すと1株あたりの純資産です。

 

算式で表すと以下になります。

 

 

EPS=利益/発行済株式総数

 

BPS=純資産/発行済株式総数

 

 

英訳や算式から、1株あたりの数値を表していることは分かると思います。

 

では、1株あたりに換算する意味を少し考えてみましょう。

 

例えば、1億円の利益と言っても、今と10年前では意味が変わるかもしれません。

 

企業の発行済株式数というのは、株式分割や企業買収を通して、絶えず変化しています。

 

10年前の株式発行数が1億株、今が2億株だとします。

 

この場合、10年前のEPSは1、今のEPSは0.5となり、利益額は同じでも収益力は弱体化したと評価されてしまいます。

 

このように単純に利益額だけ見ていると企業の実力を見誤ってしまうことがあるのです。

 

つまりEPSとBPSは、1株あたりに換算することで、株式の価値を正確に把握できるようにする指標と言えます。

 

日本の決算報告を見ていると「当期純利益が○○円でした」という言い方が主流なので、見る機会は少ないかもしれません。

 

ただ、アメリカでは「EPSは○○でした」という言い方をよく目にしますので、ぜひ慣れておいて下さい。

 

この後で出てくるPERやPBRといった重要な指標を算出する際にも使われているので、それも意識してみて下さい。

 

EPSとBPSを使う際の注意事項も確認しておきましょう。

 

上述したように発行株数は変化する数値です。なので、常に注意しておく必要があります。

 

通常、大規模な新株発行には株主総会の議決が必要となります。

 

ただ、新株予約権や転換社債などは、所有者の裁量で株式総数を増やせてしまいます。
株数が増えるというのは、EPSが悪くなることを意味します。

 

実際に、こういった話は「希薄化懸念」と言われて株価の下げる要因になることが多いです。

 

三菱自動車の例を考えてみましょう。

 

同社の株価は長らく低迷しています。

 

これは、過去に大量発行した優先株が影響していると言われます。

 

この優先株には優先的に配当が支払われており、普通株式に魅力がなくなっています。
なので、優先株を処理したいのですが、そのためには莫大な資金が必要です。

 

つまり、大規模な増資が必要になるのです。

 

どんなに業績が良くても、この大規模な増資を発表すれば、市場は希薄化を懸念して株価は下落します。

 

それが分かっているから、株価が上がらないのです。

 

こういった背景を知らないと、三菱自動車は好業績だし指標的にも魅力的な銘柄なので買いたくなります。

 

発行株数の大切さを知って戴けたでしょうか。

 

もし、良く分からなくなってしまったら、もう一度読み返してみて下さい。繰り返すことが大切です。

 

お疲れ様でした!
以上で、EPSとBPSの話は終わりです。

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