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株式投資におけるレバレッジ経営の位置づけ
レバレッジ経営とは「金融機関からの借入金を増やして、積極的な事業拡大を行う経営手法」です。
例えば、自己資金が10億円の会社が無借金経営をしていると、使えるお金は当然10億しかありません。
新規開発や投資、買収などをするとお金がかかるので、選択と集中が必要となります。
一方で、100億円借金をすれば、使えるお金は110億円となります。
今までやれなかった開発や、有望企業の買収など、様々な選択肢が生まれてくるので、大きく成長できる可能性があります。
ただ、100億円借りれば、元本、利息の返済も大きいので、利息以上の利益を上げられる事業投資をするのが大前提です。
そうは言っても、景気減速や技術革新などで利益が減少やマイナスになれば、借金が返せなくなり、一瞬で倒産するという危険性はつねにあります。
なので、株式投資では、レバレッジ経営をしている企業はハイリスクハイリターン銘柄と位置付けます。
レバレッジ経営のメリットとデメリット
資金効率が高い銘柄は、株価が上がりやすいと考えられています。
レバレッジ経営はまさに小資本で大きな借金をして事業を行うので、投資家から見れば資金効率の良い会社です。
資金効率については、ROEやROIと言った指標があるので、ご存知ない方は以下を合わせてご覧ください。
レバレッジ経営のメリットとデメリットは以下。
・小資本でも大きな成長ができる
・成長性が高い企業は株価が上がりやすい
・返済能力が事業に依存するのでリスクが高い
・事業性が危うくなれば株価は急落する
レバレッジ経営で最も有名な企業はソフトバンクですが、同社は2020年のコロナショックによる景気後退によって経営危機が懸念されて株価大暴落が起きました。
だいぶ昔の話ですが、ライブドアも自社株を担保にした買収を繰り返して急成長しましたが、当時社長だった堀江氏の不正事件を契機に株価大暴落、上場廃止にまで追い込まれました。
こういった事例は沢山あるので、レバレッジ経営の高成長の裏にはリスクがあることを知っておいてください。
レバレッジ経営の見抜き方は自己資本比率!
今回の本題であるレバレッジ経営の見抜き方について説明していきます。
方法は非常に簡単で、自己資本比率をみることで分かります。
自己資本比率の説明は以下をご覧ください。
具体的な企業の自己資本比率は以下。
ファナック:88%
トヨタ自動車:37%
ソフトバンク:21%
ライザップ:23%
一般的に自己資本比率は40%以下でリスクが高いと考えられますが、レバレッジ経営していることで有名なソフトバンクやライザップは20%台となっています。
主観にはなりますが、目安感として自己資本比率が30%以下となっている銘柄はレバレッジ経営していると考えて良いです。
また、このような企業はROEも高くなる傾向があるので、そちらも合わせてチェックしてみてください。
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