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FRBとは
FRBは「アメリカの中央銀行機能を持つ機関」です。
Federal Reserve Boardの頭文字を取って、FRBと呼ばれます。
和訳すると連邦準備制度理事会となります。
FRBは、中央銀行としての役割を担っており、市中銀行の監視や貨幣発行の権限などがあります。
2014年2月1日からはジャネット・イエレンが議長を務めています。FRBは、アメリカの金融政策を担う最重要機関であるため、そのFRB議長はアメリカ国内で大統領の次に権力者と言われます。
下で詳しく解説しますが、FRBにはFOMCと呼ばれる重要な金融政策を決める場があります。
FOMCとは
FOMCは「アメリカの金融政策を決定する最高意思決定機関」です。
FRBの理事7名と連邦準備銀行総裁5名で構成されています。
会合は、約6週間ごとに年8回実施され、その他にも必要に応じて臨時で開催されることもあります。
この会合の議事は、アメリカの金融政策の先行きを示すものとなっており、市場関係者は非常に重要視する情報です。
委員長はFRB議長が務めることになっており、議事と伴にFRB議長の発言も重視されます。
実際にどんなものなのか過去の値動きから確認してみましょう。
ドル円のチャートです。緑の丸に注目して下さい。
2014年10月28、29日の2日間で行われたFOMCで量的緩和の終了を決定しました。
これにより、翌月の11月には最大10円以上の円安となりました。
為替が動いたって、株で運用している自分には関係ないという方は、以下の日経平均の値動きを見て下さい。
同様に緑の○から、大きく値上がりしていることが分かります。
FOMCの翌月だけで最大2000円以上の値上がりになっていることが確認できます。
この原動力は円安ですので、輸出銘柄に限って言えば、もっと影響が大きかったことは言うまでもありません。
このように、FOMCの決定は直接的に為替へ大きな影響を与えますが、為替の変動は株価と密接に関わるので、FOMCは株式投資家にとっても非常に重要な指標となります。
お疲れ様でした。
以上で、FRBとFOMCの説明を終わります。
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