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賢明なる投資家の書評

賢明なる投資家の書評

賢明なる投資家の概要

賢明なる投資家の書評です。

 

著名投資家であるウォーレン・バフェット氏の師匠として知られるベンジャミン・グレアム氏によって執筆されました。

 

バフェット氏の投資法で有名ですが、バリュー投資家の祖とも言われる人物です。

 

古い書籍ですが、株式投資の本質を押さえている本書は今なお色褪せることはありません。

 

細かなパートがありますが、重要なところは4部で構成されています。

 

賢明なる投資家
割安株の見つけ方
とバリュー投資
を成功させる方法

ベンジャミン・グレアム

 

 

第1部 株式市場の歴史と投資家のパターン

積極的な投資家と防衛的な投資家、2つのパターンの説明と市場の歴史について説明しています。

 

第2部 防衛的な投資家の投資戦略

防衛的な投資家がどのように投資するべきかを説明しています。

 

第3部 積極的な投資家の投資戦略

積極的な投資家がどのように投資するべきかを説明しています。

 

第4部 株式の分析方法

株式の分析方法について具体的な手法を説明しています。

第1部 株式市場の歴史と投資家のパターン

株式市場の歴史の話は1970年代までの話なので、違う本やネットで得られる知識だと思います。

 

防衛的な投資家と積極的な投資家への概略説明が重要です。

 

防衛的な投資家とは、安全かつシンプルな投資を好む人です。

 

積極的な投資家とは、防衛的な投資家よりも利益を望む人です。

 

このパートで、本書がそれぞれの投資家に対してどう立ち回るべきか概略を説明しています。

第2部 防衛的な投資家の投資戦略

グレアム氏の言葉で印象に残るのが、リスクを取る余裕のない人は少ない利益で満足するべきであるという当たり前の考え方を否定していることです。

 

防衛的な投資家の方にも朗報なのは、利益はリスクではなく、努力に比例しているということです。

 

こうした導入内容を踏まえて、債券と株式への投資分配の考え方や株式、債券の選び方などが説明されています。

 

ポートフォリオに組み込むべき証券の基準を具体的に書いてあるので、参考になります。

 

また、ドルコスト平均法など、リスクをコントロールするために推奨される投資法についても説明があります。

第3部 積極的な投資家の投資戦略

積極的にリスクを取って利益を狙うと言っても、積極的なトレードを推奨しているわけではないことに注意して下さい。あくまでも、本書はバリュー投資家に向けた中長期投資の指南書です。

 

ジャンク債や成長株を買ってはならない等のリスクとの向き合い方説明しています。

 

また、どういう時にどんな投資をすれば良いのかという具体策を提示してくれています。

 

特に、積極的に分類される投資家はリスクを取らないと利益を出せないと考えがちです。

 

しかし、グレアム氏はリスクの中でも取るべきリスクを選ぶべきだと述べています。当然、実際にどのリスクを取って、どれを避けるべきなのかという説明が本書の中で述べられています。

第4部 株式の分析方法

債券、普通株、成長株に対する価値分析の方法が紹介されていまず。

 

初心者の方にとっては、具体的な方法論が書いてあるので、参考になります。

 

中級者以上の方であれば、すでに知っている内容が多いかもしれませんが、知っている知識の中でもどの手法が有効なのか、何と何を組み合わせると効果的なのか、という観点で参考になると思います。

 

1株あたりの利益(EPS)に対する考え方が紹介されていますが、欧米の投資家からはEPSが重視されているのはグレアム氏の影響が大きいかもしれません。

 

EPS自体は詳しく書いている書籍は他にもあるので、本書で学ぶべき話ではないかもしれませんが、いずれにせよ投資家を目指すのであれば、必ず本質を理解しておく必要があります。

賢明なる投資家の総評

本書を一言で表現すると、「中長期投資のバイブル」です。

 

防衛的でも、積極的でも、いずれにせよリスクに対する考え方は、目から鱗の内容です。

 

我々は、知らず知らずのうちに分が悪い戦いをしていたことに気付かされます。

 

本書で書いている内容を踏まえて、投資活動に活かしていけば今まで以上にリスクを下げた投資が可能になります。

 

それなりの値段がしますが、おすすめできる書籍です。

 

賢明なる投資家
割安株の見つけ方
とバリュー投資
を成功させる方法

ベンジャミン・グレアム

 

 

管理人

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