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稲穂相場とは
皆さん稲穂はご存知でしょうか。
先がうなだれています。
まさにこんな感じで、9月後半から10月にかけて上値が重たい相場を稲穂相場と呼びます。
こうなる原因は、様々に挙げられますが主に3つあります。
@ファンドの決算が11月に控えている
11月って、ずいぶん先だと思う方もいるかと思いますが、11月に何かするでは遅いんです。
その少し前、9月末から10月にかけて、パフォーマンスの悪い銘柄を売るなどポジション調整する傾向があります。
そのため、この時期は売りが先行しやすいと言われています。
A上期決算が控えている
3月決算会社の上期決算がこの時期になると意識されます。
投資家としては、様子見となり買いが先行しにくい時期と言えます。
B歴史的に悪い時期と認識されている
記憶に新しい、リーマンショックは9月におきました。ルーブル危機やブラックマンデーは10月におきています。
明確な理由があるわけではありませんが、投資家が認識しそれを警戒すれば積極的な買いは入りにくくなるのです。
なんともはっきりしない理由ですが、もしかするとこういう説明のつかない恐怖が一番大きい理由かもしれません。
このような背景があり、厳しい相場になると言われます。
アノマリー検証|稲穂相場は空売りが儲かる?
実際に、2010年〜2015年までの日経平均株価を使って検証してみましょう。
下図をご覧ください。
9月の最初を1として9月10月の2か月の変化率の推移をグラフ化しています。
結果としては、3勝2敗1分となりました。
9月半ばを起点で考えると、上げているのは2010年のみとなっており、この時期に上値が重くなるのは事実です。
特に9月半ばから9月末は非常に上値が重く、はっきりと値上がりしている年は1つもありませんでした。
結果以上に、ポイントで見ていくと厳しい時期であることがあります。全体的に、買いから入る戦略は賢明とは言えないです。
投資戦略としては、9月半ばから9月末への空売りが有効となります。
また、10月以降も基本は上値が重たいです。10月末に近づくと若干落ち着いてくるので、ここらへんで買い時を探すのが良いです。
買い方にとって、この時期は我慢の相場となりそうです。
お疲れ様でした!
以上で、稲穂相場の説明を終わります。
様々なアノマリーを知りたい方はこちらをご覧下さい。
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