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定本酒田罫線法の書評

定本酒田罫線法の書評

定本酒田罫線法の概要

定本酒田罫線法の書評です。

 

酒田罫線法について全く知らない人は少ないと思います。

 

もし酒田罫線法を知らなくても、黒三兵、明けの明星、三尊天井など有名な型は聞いたことがあるかもしれません。

 

それだけ馴染みのある酒田罫線法ですが、私自身も本書を読むまでは誤解していたことが多くありました。

 

酒田罫線法の神髄とも言うべき基本となる考え方を教えてくれるので、非常におすすめできる書籍です。

 

本書は大きく分けて4部構成となります。

 

定本 酒田罫線法
林 輝太郎

 

 

 

 

 

 

第1部 酒田新値の取り方

基本となる新高値(新安値)の取り方を説明しています。

 

第2部 線と線組みの定石

1本もしくは複数のローソク足の解釈の仕方を説明しています。

 

第3部 買い線の型、売り線の型

第2部での基本を踏まえて、買いと売りの型を説明しています。

 

第4部 酒田罫線による売買法

ポジションの取り方や増し玉の方法論を説明しています。

第1部 酒田新値の取り方

新高値、新安値という言葉は聞いたことがあるかと思います。

 

これら新値の数が酒田罫線法の考え方には非常に重要となるため、最初に新値の数え方を説明してます。

 

例えば、新値3本もしくは5本がひと相場の区切りという考え方を提示しています。

 

こうしたことが分かれば、新値の数でひと相場の区切りが見えてくるので、相場を読むためのヒントとなります。

 

相場のリズムをどのように読んだらいいのか、詳しく解説しているので、この項目だけでも読む価値があります。

第2部 線と線組みの定石

ローソク足に含まれる情報を正しく読み取る方法を提示しています。

 

2本、3本のローソク足が組み合わさった時にどういう解釈をするべきなのか、誰も教えてくれないような基本的な話を教えてくれます。

 

また、この項目で非常に面白いのは、著者が酒田罫線法に対する投資家の勘違いを指摘している点です。

 

それは、酒田罫線法は未来を読むものではなく、あくまでも過去のトレンドの強弱を示すものに過ぎないということです。

 

著者は、ここを間違えてトレードすれば、損をすると警笛を鳴らしています。

 

分かりやすく言えば、良く知られた型が出たからそれに従ってトレードするというやり方は間違いで、この後に出てくる売買方法も含めてリスクを意識したトレードをするべきだということです。

第3部 買い線の型、売り線の型

この項目では、買いと売りの型を紹介しています。

 

冒頭で例に出した黒三兵、明けの明星などの話も出てきます。

 

いわゆる酒田罫線法として有名なチャートパターンを紹介しているので、読者としてはここが一番面白いところだと思います。

 

一方でこの項目に書いてある内容は他の書籍でも書かれている話なので、重要度は高くないかもしれません。

 

酒田罫線法の型に馴染みが無い方には、しっかりまとめられているので良いと思います。

第4部 酒田罫線による売買法

他の酒田罫線法の書籍ではあまり紹介されることがない売買法について説明しています。

 

この項目を読めば、売買法まで学んで初めて酒田罫線法が完成することが分かります。

 

特に勉強になるのは、買い玉は分ける考え方、増し玉のタイミング、手仕舞いの方法です。

 

実践するのは非常に高度だと思いますが、リスクヘッジの考え方自体は非常に参考になります。

 

ここまで緻密に考えられているのが酒田罫線法であることを理解した上で、本書を読み返すと型に対する見方も変わってきます。

定本酒田罫線法の総評

本当の酒田罫線法について知りたいならば必読すべきです。

 

酒田罫線法の神髄を知るためには、私が知る限り最良の書籍です。

 

ただ、専門用語が多く、表現が固めなので、投資初心者の方が読むにはやや難しい本です。

 

また、初心者の場合、資金管理やメンタルのコントロールなど、まず学ぶべきことがあるので、そうしたことが学べる書籍を先に読むべきです。

 

本書は中級者以上の方が、自分のトレードの幅を広げていくために読む本だと考えます。

 

定本 酒田罫線法
林 輝太郎

 

 

 

 

 

 

管理人:くにたん

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