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従業員持株会とは
従業員持株会って、皆さんはやってますか?
会社員なら知らない方は少ないと思いますが、そうではなければあまり馴染みが無いかも。
従業員持株会というのは、会社員が自社の株式を毎月積み立てで買う制度です。
従業員からみれば奨励金が出るし財形貯蓄の一貫として、企業から見れば安定株主を増やすというお互いWINWINの制度なわけです。
やっている方は多いけど、実際に株式投資をしているという感覚でやっている方は少ない。
これから従業員持株会に入ろうか迷っている人も含めて、メリットとデメリットをきちんと知っておいてください。
従業員持株会のメリット
持株会って、実は結構お得な投資とも言えます。
メリットは以下3つ。
@奨励金が出される
A少額で積み立てが可能
B給与天引きで資産形成になる
それでは、一つずつ説明していきます。
@奨励金が出される
企業によりますが、およそ投資額の10%ぐらいを可算してくれる会社が多いようです。
毎月3万円積立していたら、3万3千円分の投資ができるという計算なので、年間で3万6千円分多く投資ができる。
意外と馬鹿にはできない金額です。
A少額で積み立てが可能
株というのは、ザックリ言うと数十万円単位での売買が一般的。
それを持株会であれば、5千円でも1万円でも少額積立することができます。
もし優良企業にお勤めならば、たくさんの個人投資家が羨むこと間違いなし。笑
B給与天引きで資産形成になる
給与から天引きされるので、ある意味貯金の代わりとなります。
また、株を持っていると配当金や優待などがもらえます。
長い目でみて、資産形成という観点でも従業員持株会は魅力的です。
(番外編)へそくりにできるかも笑
お小遣い制度のお父さんに朗報。
持株会は給与から天引きなので、黙っていればへそくりにできちゃうかも。
株を現金化するには証券口座に移動する必要があります。
給与をもらっている銀行口座とは全く関係ないので、別管理すればバレないでへそくりにできます。
従業員持株会のデメリット
もちろん、メリットばかりではなくて、デメリットもあります。
デメリットは以下3つ。
@価格変動リスクがある
A一度始めるとやめにくい
B単元ごとにしか売却できない
@価格変動リスクがある
やっていることは株式投資と変わらないので、資産価値は変動します。
もちろん利益が出ることもあるのですが、損をすることもあります。
持株会やって後悔することがあるとすれば、損した時だと思うのでこうしたリスクがあることを承知で投資を始める必要があります。
A一度始めるとやめにくい
古い会社だと持株会やっているかどうかが、役職の人事に影響したりします。
経営者から見た時に、持株会はやめた人というのは非常に印象が悪いです。
なので、よっぽどのことが無い限り、一度入ったら持株会をやめるのは難しいです。
B単元ごとにしか売却できない
少額投資はできるのですが、売却するときは単元でしか売却できません。
なので積立額にもよりますが、売却できる単位になるまで1〜2年ぐらい必要になります。
長期投資という側面では良いかもですが、自分の思い通りに動かせるお金ではないという点ではデメリットです。
持株会でインサイダーになることも
従業員持株会のメリットとデメリットをみてきましたが、私は従業員持株会という制度は活用していくべきだと考えます。
価格変動リスクはあれど、奨励金で10%上乗せされているので、単純に10%価格が下落しない限り損しないということになります。
そんなチートで株式投資できる上手い話はあまり無いと思います。
でも、儲けようとばっかり考えて悪いことしちゃダメですよ笑
というのも、持株会でインサイダー取引になったケースもあります。
2017年2月24日に東証マザーズ上場のモルフォという会社の社員ら7人に対して課徴金納付が命じられる事件がありました。
デンソーとの業務提携する未公開情報を入手して出資金を増額したり、新規入会したりしたため、それがインサイダーにあたるという判断。
基本的には、持株会はインサイダーにならないのですが、口数を増やしたりする場合はインサイダーにあたる場合もあるということです。
まあ、普通にやっていれば、持株会でインサイダーになることはないので安心してください。
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